ぴあが、韓国ミュージカル「モンテ・クリスト伯: The Musical Live」10周年記念公演を、日本語字幕付きで配信する。2010年の韓国初上演以来、10年以上にわたり現在まで50万人以上の人々に愛されてきた韓国を代表するミュージカル。安定した歌唱力と深い感情表現で、序盤を引っ張っていく底力を証明しているKAIが主人公を演じ、パワフルな役から純粋で繊細な役までさまざまな演技で好評を得ているミュージカル女優リナ、日本の「レ・ミゼラブル」にも出演したキム・ジュンヒョンと、豪華な顔ぶれが揃っている。
配信映像は韓国のシネマコンプレックスを運営するCGVとEMKミュージカルカンパニーによって共同制作されたもので、韓国国内初、8Kシネマティックカメラ14台を使用し舞台上で密着撮影されました。映画を見ているかのようなクオリティーの高さで、オペラグラスを使うよりも繊細に鑑賞することができるクローズアップビューも見どころだ。映画館CGVでは公開後1週間で1万人動員も記録している。
韓国ミュージカル「モンテ・クリスト伯: The Musical Live」は、「ジキルとハイド」のフランク・ワイルドホーンが作曲、「皇太子ルドルフ」のジャック・マーフィーが脚本を担当した。2009年にスイスで初上演。以後、韓国のEMKミュージカルカンパニーが制作したバージョンの公演は、一部の国を除いた配給権利と映画化された映像の全世界的配給権を獲得している。
・チケット販売は、6月5日10:00~。
・配信日は、2021年6月26日~6月27日(12:30~/17:00~)(約150分予定)。
・チケット料金は、1公演:5,300円(税込)。
▽作品紹介:
正義は持つ者のもの、愛は与える者のもの。
アレクサンドル・デュマの19世紀大河ロマン小説「モンテ・クリスト伯(「巌窟王」)」を原作に、『ジキルとハイド』『スカーレット・ピンパーネル』『エクスカリバー』などを作曲した作曲家フランク・ワイルドホーンと、『ジキルとハイド』『皇太子ルドルフ』の脚本家ジャック・マーフィによってミュージカル化された。
19世紀のフランス。美しい恋人メルセデスと結婚を控えた主人公エドモン・ダンテスのバラ色の未来は一日にして悪夢になってしまった。モンデゴ、ヴィルフォール、ダングラールらの策略により投獄され、孤島の刑務所で地獄のような日々を送る。刑務所で出会ったファリア神父とともに脱獄を計画するが、神父の死と引き換えに脱獄に成功する。その後、モンテクリスト島で財宝を見つけた彼は「モンテ・クリスト伯」と名前を変えて復讐を開始するが……。
完璧な歌唱力とカリスマ性が引き立つ韓国ミュージカル界No.1俳優のKAI。清純さとパワフルさを行き来する並外れた演技で愛される女優リナ。パワフルな歌唱力と演技力で観客の心をつかむキム・ジュンヒョン。韓国ミュージカル界の最高の俳優たちが愛と裏切り、復讐と許しを熱演する。
▽主なキャスト:
・KAI:ソウル大学声楽科修士・博士課程という声楽界における韓国最高のエリートコースを歩んできた。デビュー以来、著名人たちから称賛を受け、クラシックとポピュラーの融合、ミュージカルとポップスオペラなど、韓国のクロスオーバー界をけん引するアーティストの一人として注目されている。2008年にミュージカルデビューすると、『二都物語』『ドラキュラ』などの大作に出演し、繊細な演技と優れた歌唱力でミュージカル界の有望株に浮上した。『ファントム』で初めてタイトルロールを引き受け、ミュージカル俳優としての地位を固め、『モンテ・クリスト伯』『ベンハー』『ルドルフ~ザ・ラストキス~』『フランケンシュタイン』など、さまざまな大作の主演に抜擢。どんなキャラクターでも、自分だけの色に染め、その姿は多くのファンの心をつかんでいる。現在、テレビ番組『覆面歌王』にレギュラーパネラーとして出演中。テレビはもちろん、コンサート、アルバム、ラジオDJなど、多方面でも活発に活動している。
・リナ:メルセデス役を務めるリナは、『ジキルとハイド』『スウィーニー・トッド』『ベンハー』『シラノ』など、パワフルな役割から清純かつ繊細な役割まで多様なキャラクターを行き来する演技で大きな人気を得ているミュージカル女優である。
モンテクリスト伯として帰ってきたエドモンドに一目で気づき、心の葛藤を経験するメルセデス役は、歌唱力はもちろん繊細な表現力を必要とする役割であり、リナは2016年に続き、2020年のメルセデス役を務め、一層成熟してエレガントな姿で観客たちの好評を得た。
・キム・ジュンヒョン:2005年、劇団四季のオーディションに合格し、翌年『ライオンキング』でデビュー。在籍中には、『エビータ』『ジーザス・クライスト=スーパースター』『レ・ミゼラブル』など、劇団四季を代表する作品に出演。すらっとした長身とパワフルな歌唱力、そして優れた日本語の実力で独歩的な存在感を誇り、日本のミュージカル界に彼の名前を刻印した。退団後、2010年から韓国で活動開始。『ジキルとハイド』『ジャック・ザ・リッパー』『アイーダ』『明成皇后』『三銃士』『ゴースト』など、大作の舞台に立つ。2005年、EMKミュージカルカンパニー初の創作ミュージカル『マタ・ハリ』では男性主人公のラドゥ大佐を演じ、ミュージカルファンにあらためて彼の存在感を印象付けた。
(文/コリアコリア編集部、写真/ぴあ広報資料より)