東京・恵比寿のTime Out Cafe & Dinerで、出版3社が共同開催するブックフェア「春のK-POP祭り」を開催する。関連イベントでは、古家正亨さんとスクールゾーンはしもさんのトーク、K-POP本著者のクロストーク、DJタイムなどが登場する。
K文学、韓国エッセイ、BTSセラーに続く新たな韓国書籍ブーム「K-POP本」。熱いうねりを現在進行形で巻き起こしている「K-POP」への人々の”探求”のまなざしは日に日に強くなっている。そんな中K-POP本の刊行ラッシュを祝して、日本でのK-POPムーブメントをさらに盛り上げようと、トークとDJでK-POPを楽しむ「春のお祭り」を開催する。
トークイベントは2部制に分かれ、第1部には、20年以上K-POPを最前線で見守ってこられた古家正亨さんをスペシャルゲストとしてお招きし、「りょうこちゃん」をはじめとするファン心理を掴んだ投稿が大大共感を呼んでいるスクールゾーンのはしもさんを相手に、対談する。ふだんは数多くのK-POPイベントの司会を務め、最も客観的なK-POPウォッチャーとも言える古家さんに今回は「話し手」として、「これまでのK-POP、これからのK-POP」について話を聞く。
第2部は、K-POP本の先駆けで、BTSを通じて評論的にK-POPムーブメントに迫った『BTSを読む』『BTSとARMY』を翻訳した桑畑優香さん、『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』で現地クリエイターへのインタビューを元にK-POPをプロモーションの視点から体系的にまとめた田中絵里菜さん、まもなく発売の新刊『K-POPはいつも壁をのりこえてきたし、名曲がわたしたちに力をくれた』で名曲を手がかりに、韓流から世界的潮流に拡大したK-POPの軌跡を線で繫いだまつもとたくおさんのお三方によるクロストーク。K-POP本の著者・訳者が一堂に会し、音楽、社会学、ファンカルチャー、クリエイティブなど、さまざまな視点からK-POPを紐解いていく。
トークのほかにも、e_li_c_aさん・DJ DJ 機器さんによる豪華K-POP DJも。K-POPに特化したクラブイベントを主宰され、ラジオをはじめとする各種メディアで深遠な音楽知識をもとにK-POPをレビューされている二方がオールK-POPでDJをプレイする。
・2021年5月15日(土)開場13:00/開演14:00
・会場:Time Out Cafe & Diner(LIQUIDROOM 2F)
・来場チケット:3,000円(1ドリンク込)
・配信チケット:2,000円(当日支払い)
▽トークイベント
・第1部 14:00〜14:45、古家正亨×はしも(スクールゾーン)
・第2部 15:00〜16:00、桑畑優香×田中絵里菜×まつもとたくお
▽ゲストプロフィール
・古家正亨:1974年北海道生まれ。ラジオDJ、テレビVJ、イベントMC、韓国大衆文化ジャーナリスト。約20年に渡り、K-POPの魅力をラジオや書籍、Web等のメディアを通じて紹介。韓流スター、K-POPアーティストのイベントや韓国関連イベントでは、年間200回余りの司会・進行を務める。また、帝塚山学院大学の客員教授として、文化を通じた日韓交流の必要性を学生たちに伝えている。日本でのK-POP普及にあたり、韓国政府より文化体育観光部長官褒章受章。
・はしも(スクールゾーン):吉本興業所属。K-POPや韓国ドラマに詳しく、「韓流好き女子あるある」「韓流ドラマあるある」ネタやBTSのものまね投稿が大流行。TikTokフォロワーは22万人。最近ではTHE BOYZのリリース配信の司会を務めたり、世界最大級の韓国カルチャーフェスティバルKCONに出演したりするなど活躍を広げている。
・桑畑優香:翻訳家、ライター。早稲田大学第一文学部卒業。延世大学語学堂・ソウル大学政治学科で学ぶ。 「ニュースステーション」ディレクターを経てフリーに。ドラマ・映画のレビューやK-POPアーティストへのインタビューを中心に 『韓国語学習ジャーナルhana』『韓流旋風』『現代ビジネス』『デイリー新潮』『AERA』『Yahoo! ニュース 個人』などに寄稿・翻訳。 訳書に『韓国映画俳優辞典』(ダイヤモンド社・共訳)、『花ばぁば』(ころから)、『今、何かを表そうとしている 10 人の日本と韓国の若手対談』 『韓国映画100選』(クオン)など。
・田中絵里菜(Erinam):1989年生まれ。日本でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、K-POPのクリエイティブに感銘を受け、2015年に単身渡韓。 最低限の日常会話だけ学び、すぐに韓国の雑誌社にてデザイン・編集担当として働き始める。並行して日本と韓国のメディアで、 撮影コーディネートや執筆を始める。2020年に帰国してから、現在はフリーランスのデザイナーおよびライターとして活動。 過去に『GINZA』『an·an』『Quick Japan』『ユリイカ』『TRANSIT』などで韓国カルチャーについてのコラムを執筆。 韓国・日本に留まらず、現代のミレニアルズを惹きつけるクリエイティブやカルチャーについて制作・発信を続けている。
・まつもとたくお:音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。日本ポピュラー音楽学会員。1997年に韓国のポップスに夢中になったことから、その道のエキスパートになることを決意。『ミュージック・マガジン』や『ワッツイン』などの専門誌を中心に寄稿し、これまでにBIGBANG、KARA、Apinkといった韓国勢から、フィッシュ・リョン(台湾)、シーラ・マジッド(マレーシア)、ディック・リー(シンガポール)までインタビューを手掛ける。2012年に大人向けのK-POP専門レーベル「バンチョーレコード」を設立。最近では『ジャズ批評』と『韓流ぴあ』での連載やLOVE FM『Departure Lounge』のレギュラー出演なども。著書は『K-POP番長の好き好きKガールズ・ディスクガイド2014-2015』(A-link)ほか。
・e_e_li_c_a:2005年から日本のHIPHOPシーンでDJを始め、さまざまなジャンルを経て現在はK-POPをかけるクラブイベント「Todak Todak」をDJ DJ 機器と共に主催。DJならではの楽曲の解説はもちろん、文化的背景やアイドルの経歴まで深堀りする知識量を活かした視点が人気。「サイゾーウーマン」で連載を持つ。
(文/コリアコリア編集部、写真/イースト・プレス広報資料より)