現代自(현대자)は2021年4月、世宗市、世宗市交通公社などと、「需要応答型コミュニティモビリティサービスの導入及び運行のための相互協力」に関する業務協約(MOU)を締結したと発表した。
利用者がエリア内のどこからでも車を呼び出すことができるサービス。大型ワゴン車(11人乗り)が、リアルタイムに生成される最適経路に沿って運行する需要応答型モビリティサービスだ。4月13日から本格的なサービスを開始する。
乗客がアプリで出発地と目的地を設定して、車両を呼び出す。座席を指定すると、アプリが最も効率的な位置にある車両を配車すると同時に、乗り降りポイントを案内する。
車両運行中に新規で呼び出させると、現代自が独自開発した「人工知能ベースのリアルタイム最適経路生成(AI Dynamic Routing)」技術により沿線沿いの乗客が一緒に移動できるように、リアルタイムでのパスを再構成して、配車される。
今回のサービスは、国土交通省、スマートシティの実証事業である都心型DRT(Demand Responsive Transit、需要応答型交通)に指定され、既存のバス停留所を乗り降りポイントに活用することができる。サービスエリア内の住民の交通利便性が一層高まるものと期待されている。

(文/コリアコリア編集部、写真/現代自広報資料より)