韓国トップクラスのラッパーSan Eが、ニューシングル「What If You and Me feat. Han Dong Geun」の配信を開始した。プロデュースは全てSan Eが担当しており、「始まりだけあって終わりがなかったら」と、恋人との別れを惜しむ内容を歌い上げている。Han Dong Geunの切なさを感じさせる歌声とSan Eの完璧なラップのデリバリーが耳に刻む、R&B/ヒップホップトラックに仕上がったという。
▽San E
2010年、JYP Entertainmnetよりデビューを果たしたSan Eは、韓国ヒップホップシーン最重要ラッパーの一人であり、特有のストーリーテリング、そしてディクション(言葉の発音法)やデリバリー(言葉の伝え方)が完璧で、ラップジーニアスと呼ばれている。2010年「韓国大衆音楽賞(Korea Music Awards)」で「最優秀ラップ・ヒップホップ曲賞」を受賞し、自身のラップスキルを世の中に知らしめた。
その後、自身のさらなるキャリア展開のため、2013年にBrandNew Musicへ移籍、多数のヒット曲を生み出した。特に2014年に発売した、ガールズグループAfterschoolのメンバーRainaとのコラボ曲「A Midsummer Night Sweetness」は、韓国の音楽配信チャートで数週間No.1を記録するなど、人気をさらに確固たるものにする曲となり、夏のテーマソングと言っても過言ではないメガヒット曲である。
また、複数のバラエティにも出演、番組のMCに努めるなど音楽以外の芸能活動も精力的に行っている。
2018年公開の、韓国・ベトナム共同制作映画、「ララ(Live Again, Love Again)」に主演抜擢され、ベトナム現地ではボックスオフィス1位に果たすなど、役者としてのポテンシャルも持っている。
▽Han Dong Geun
SEVENTEEN、NU’ESTなどが所属する PLEDISエンターテインメントに所属していたHan Dong Geun(ハン・ドングン)は、2013年に放送されたオーディション番組の優勝者で、2014年にバラード曲「Making a new ending for this story」でデビュー。この楽曲は2年後“チャート逆走行”によりチャート1位を記録し話題を集めた。その後「Amazing You」、「Crazy」なども相次いでヒットさせ、韓国を代表するバラード・ボーカリストの1人となる。彼は華やかな技巧より、飾り気のない心を伝えたいという思いを込めて歌うアーティストである。
2019年12月にAB6IX、BDCなどが所属するBrandNew Musicへ移籍、新たな出発を果たした。今年の3月にリリースしたシングル「I Cry」を含め、移籍後は1枚のEPと5枚のシングルをリリースし、韓国ドラマ「花様年華」、「私が一番キレイだった時」のOSTを歌唱した。
(文/コリアコリア編集部、写真/STARBASE広報資料より)