韓国で話題のエッセイ「女ふたり、暮らしています。」、日本で発売

人気小説家チョン・セランも絶賛する、韓国で話題の名作エッセイ「女ふたり、暮らしています。」が日本で発売した。

チョン・セランは、「タイムマシンを手に入れたら、いちばん最初に『女ふたり、暮らしています。』を20代の、結婚前の私に手渡してあげたい」とコメントしている。

内容は、「シングルでも結婚でもない、女2猫4の愉快な生活」。単なるルームメイトでも、恋人同士でもない。一人暮らしに孤独や不安を感じはじめたふたりは、尊敬できて気の合う相手を人生の「パートナー」に選んだ。

著者は、韓国で「コピーライター」、「エッセイスト」、「しゃべり屋(ラジオやポッドキャストの進行役)」として 活躍するフリーランスのキム・ハナと、ファッションエディターを経てメガネメーカーに勤める会社員ファン・ソヌ。40歳を目前に、お互いが連れてきた猫計4匹と一緒に2016年12月から、一緒に 暮らしている。ふたりはこれを分子式にたとえて、W2C4(女ふたりと猫4匹、2と4は下付きの小さな字)と呼んでいる。

<推薦:小説家チョン・セラン>
タイムマシンを手に入れたら、いちばん最初に『女ふたり、暮らしています。』を20代の、結婚前の私に手渡してあげたい。この本を盾に、女性の人生にかけられる社会の執拗な圧力をスカッと跳ね返すことができるだろうから。普通に生きるのが最高だと、人と同じように暮らすのがいい人生なのだと信じて疑わない人たちに反旗を翻したくなったら、証拠資料としてこの本を突き出したい。キム・ハナとファン・ソヌのケースが特殊でラッキーなものだと思われないほどの、さまざまな形態の分子式家族が誕生することを願う。誰もが多彩に、豊かに、社会的・情緒的安全網の中で生きられる日が来れば、大気中が幸福の粒子でいっぱいになるだろう。

(文/コリアコリア編集部、写真/CCCメディアハウス広報資料より)

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