コロナ禍で韓牛の部位別消費二極化、GSリテールが不人気部位活用した新商品発売

GSリテールが、韓牛の不人気部位の本格活用に乗り出した。2021年1月に、全国韓牛協会とMOUを結び、韓牛の不人気部位を活用して開発したPB商品を発表した。

コロナ禍で飲食店の営業時間が制限される中で、韓牛の部位別消費量が二極化している。1人世帯の増加と簡単調理を追求するトレンドから、ロースやサーロインステーキなどの消費が増える一方、調理が複雑な胃袋、右足、牛骨などの部位は消費が減少する傾向にあった。この二極化を解消するために新商品の開発に乗り出した。

第一弾として、韓牛の胃袋と牛骨などを活用したヤンゴムタン(양곰탕)を発売する。ヤンゴムタンは、韓牛の胃袋と牛骨をじっくり煮込んだ後、ネギと大根、スパイシーな特製調味料を入れ、もう一度煮出して完成させた。

販売価格は消費拡大を図る目的もあり、市販の類似商品に比べて約40%安価な6,500ウォンに設定した。

GSリテールの加工食品MDは、「韓牛部位別消費の二極化現象の解消に期待している。全国韓牛協会と協力し、消費促進を図っていく。今後も新たな商品を企画し発売していく」と話した。

(文/コリアコリア編集部、写真/GSリテール広報資料より)

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