ロッテ七星飲料(롯데칠성음료)は2020年11月、口の中いっぱいにぷりぷりしたオレンジの粒が感じられる顆粒果汁飲料「セクセク(쌕쌕)」が発売から40年を迎えた。長寿の秘訣は「差別化された食感」だ。
1980年12月に発売。2019年は580万缶販売した人気商品。ロッテ七星飲料の飲料水の中では、チルソンサイダー、ペプシコーラ、ミリンダ、ロッテオレンジジュースに次ぐ売上高を誇る。
セクセクは発売以来、市場の変化に合わせて「ブドウ」や「済州みかん」などを販売してきた。2018年にはコシ食感を好む消費トレンドに対応し、既存の柑橘類粒の代わりにココナッツゼリーを入れた商品も投入している。
広告も話題を集めた。CMソングにかわいいアニメのキャラクターがハワイアンダンスを踊る広告は、消費者の記憶の中でセクセク・ブランドの認知度を高めた。広告は、1985年に国際クリオ賞でラジオ部門受賞作に選ばれ、1998年に韓国の調査開発院が発表した過去20年(1978~1997年)で最も印象に残るTVコマーシャルで3位に選ばれた。
ロッテ七星飲料の関係者は、「40年間、消費者に愛されている長寿ブランドのセクセクは、飲んでかみながら、口の中の楽しさを感じられるジュースの代名詞だ。今後もセクセクだけが持つ差別化された強みを守りながらブランド価値を高めていく」と話した。
セクセクは2020年12月時点で、米国、ロシア、ドイツ、日本、中国など20ヵ国に輸出している。
(文/コリアコリア編集部、写真/ロッテ七星飲料広報資料より)