LG電子(LG전자)は2020年11月、ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)と共同開発した車載用インフォテインメント(IVI:In-Vehicle Infotainment)が、欧州の非営利自動車審査団体のオートベスト(Autobest)から最高コネクテッド技術に選定されたと発表した。
オートベストは、ジャガー・ランドローバー車に搭載したインフォテインメントシステムを今年のスマート製品スマートベスト(SMARTBEST)2020に選定した。同システムは、ジャガー(F-PACE / E-PACE / I-PACE / XF / XE)、ランドローバー(ディスカバリー/ディスカバリースポーツ/ディフェンダー)、レンジローバー(ヴェラール/イヴォーク)などに搭載されている。
審査員は、同システムが一度に一つの接続作業だけをサポートしていた従来方式から、二つの異なる通信を同時に接続するデュアルモデム方式としたことを評価。例えば、運転者が無線で車両ソフトウェアを更新する時に、これまでは利用できなった音楽のストリーミングやナビゲーションを使うことができるようになった。
システムがサポートする機能のうち、90%をタッチパネルで対応できるユーザインターフェース(UI:User Interface)も高い評価を得た。運転者は、運転に集中しながらも、必要な機能を簡単に使用することができる。Bluetooth(ブルートゥース)で運転者と同乗者がそれぞれ所持したスマートフォンを2台同時に車両に接続することも可能だ。
VS事業本部長のキム・ジンヨン(김진용)副社長は、「業界の動向をリードする製品として価値が認められて嬉しい。顧客価値を高める技術とデザインの両方で今後も協力していく」と話した。
オートベストは2000年に設立。欧州31ヵ国を代表する専門家31人が審査員を務める。
(文/コリアコリア編集部、写真/LG電子広報資料より)