社会貢献に商品パッケージ活用、子どもの心をケアする活動開始

クラウン製菓(크라운제과)は2020年11月、国際児童救護団体である「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」と共同で、子どもたちの安全を守るための社会貢献プロジェクト「希望のお菓子」第3弾を実施すると発表した。

商品パッケージにセーブ・ザ・チルドレンが展開する「100種類」を掲載する。「その恰好は何なの?」、「早く宿題からして!」など子どもたちが傷つきやすい言葉と、その感じ方を絵で伝える。「服が汚れたから、きれいな服に着替える?」、「宿題からするのが良いと思うんだけど、どう思う?」など、愛を感じる配慮ある言葉に変えた表現を紹介している。

「希望のお菓子」第3弾は、子供に人気の菓子「キャラメルメープルコーン(카라멜 메이플콘)」のパッケージに掲載する。子どもがメーンターゲット層の菓子商品の特性を生かし、子供の安全を脅かす社会問題に韓国国民の関心を高めるキャンペーンで、2016年から実施している。第1弾は人気菓子のジョリポン(죠리퐁)を用いて行方不明の子供を見つけるプロジェクト、第2弾はスナック菓子のコンチョ/コチ(콘초/콘치)を用いて迷子防止キャンペーンを実施した。

クラウン製菓によると、10月から生産する「キャラメルメープルコーン」300万袋に、4つのトピックを掲載している。全100種類のテーマのうち、コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えたことを踏まえ言葉を選んだという。6ヵ月ごとに新しい言葉を選びパッケージに掲載していく予定だ。一方で、パッケージに記載したQRコードにアクセスすると、100種類の言葉と、普段何気なく使っている言葉がどのように子どもに傷つけているか、確認することが可能なチェックリストを用意している。

クラウン製菓の関係者は、「行方不明の子どもを探すプロジェクトと迷子防止キャンペーンは目に見える安全であった。今回は、子どもの心の中の安全を守ることを願うキャンペーンとなる。老若男女誰もが好きなお菓子を通じて、社会により大きな希望と勇気を与えることができることを願っている」と話した。

(文/コリアコリア編集部、写真/クラウン製菓広報資料より)

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