かんき出版は、「花を見るように君を見る」(ナ・テジュ/著、黒河星子/訳、176頁)の日本語訳を2020年12月16日に日本で発売すると発表した。BTS(防弾少年団)リーダーRM、BLACKPINKのジスなどが愛読。韓国で50万部を突破したベストセラー作品で、ラブレターのように恋する詩集だ。
販売価格は1,500円(税抜)。
著者のナ・テジュは60年間、毎日詩を書き続けた韓国の人気作家・詩人。「詩人の代表作は読者が決めるもの」という著者の理念から、ブログやツイッターなどで頻繁に取り上げられた作品を115編選び収録した。日本で発売する日本語訳には、著者が日本のファンに向けた特別コメントを掲載している。
韓国ドラマでは2回、取り上げられている。2012年のドラマ「ゆられながら咲く花(原題:学校2013)」で、「草花」という詩を俳優イ・ジョンソクが朗読した。2018年にはソン・ヘギョ、パク・ボゴム主演のドラマ「ボーイフレンド」で、劇中の重要シーンで使用された。主演の二人が本書を持ったシーンが何度も放送され、1ヵ月で10万部を販売する社会現象にもなったという。
<プロフィール:著者ナ・テジュ>
作家・詩人。1945年、忠清南道生まれ。1963年、公州師範学校を卒業。1964年、中学校教師として赴任し、2007年、公州長岐小学校の校長として43年間の教師生活を終え、黄條勤政勲章を授与された。1971年、「ソウル新聞」新春文芸に登壇し、1973年、初の詩集「竹やぶの下で」を出版して以来、35冊の詩集を出版。エッセイ集としては、「愛はいつも慣れない」「毎日がこの世の初めてのように」など10冊以上を出版し、童話や詩画集なども多数ある。
本書は、著者の詩作のうちSNSを中心に支持を受けた作品をまとめた詩集である。また、韓国の人気ドラマ「ボーイフレンド」(ソン・ヘギョ、パク・ボゴム主演)劇中の重要シーンで使用され、 発売から再び大ブームを巻き起こし、老若男女問わず共感を集め50万部を超える大ベストセラーとなった。日本でも有名な俳優や、世界的人気アイドルグループのメンバーなどが本書を愛読しており、多くのファンがいる。
(文/コリアコリア編集部、写真/かんき出版広報資料より)