現代自動車は2020年11月、水素燃料電池車(FCEV)のネクソ(NEXO、넥쏘)が、2018年3月の発売以来2年7ヵ月ぶりに韓国国内累積販売台数が1万台を突破したと発表した。2020年10月の自動車販売台数発表時に明らかにした。

2020年10月の自動車販売台数は、韓国国内が前年同月比1.2%増の6万5,669台に伸びた一方、海外市場が5.2%減の32万278台となった。韓国市場はコロナ禍で一時は販売を落としたが、販促活動を強化するなどの対策が奏功し、販売増につながっているという。一方、海外市場は、コロナ禍で海外生産拠点の稼働率が低下している影響などもあり、販売が減少した。
韓国国内の販売をモデル別にみると、セダン系は、グレンジャー(Grandeur)が1万926台で首位。アバンテ(Avante、8,316台)、ソナタ(Sonata、5,670台)が続いた。SUVは、首位のパリセド(Palisade、6,514台)に、サンタフェ(Santa Fe、4,003台)、ツーソン(Tucson、3,063台)が上位3位。プレミアムブランドのジェネシス(Genesis)は、G80が5,268台で首位。GV80(2,743台)、G90(915台)、G70(233台)。
現代自動車の関係者は、「2020コリアセールフェスタと連携して、大々的な販促活動を実施している。残りの期間中に販売を拡大させる」と話した。一方、海外市場については、「危機的状況を打開するために各地域に合わせた対策を準備している。コロナ禍の影響を最小限に抑えるリスク管理を続けている」と説明した。
(文/コリアコリア編集部、写真/現代自動車広報資料より)