室内ペットの毛などに対応する掃除機発売、LG電子が新たな需要開拓狙う

LG電子(LG전자)は2020年11月、ペットを育てる人に焦点を当てたコードレス掃除機「LGコードゼロA9SペットThinQ(LG 코드제로 A9S 펫 씽큐)」を発売した。韓国国内でペットを育てる人が増えているため、新たな需要が獲得できるとみて、各種便利機能を取り入れた新商品を市場投入することを決めた。LG電子が2020年3月に発売した「コードゼロA9S ThinQ」の長所を生かし、ペットに焦点を当てた新商品となる。

「LGコードゼロA9SペットThinQ」は、ファブリック素材のソファーやカーペットに付いたペットの毛を除去するために有効なペット専用の吸入口を設けた。グローバル試験認証機関であるインターテック(Intertek)が試験した結果、試験用クッションのペットの毛を95%以上除去した。

排気フィルターの強力な抗菌性能も利点である。韓国認定機構が認める KOLAS 第1号国際公認試験機関であるFITI試験研究院が実験した結果、同フィルターが黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、大腸菌の繁殖を99.9%抑制した。ペットを自宅で育てる人に焦点を当てているため、これまでの掃除機とは違う効果があるという。

簡単アウェイシステム機能は、利用者がハンドルの横にあるレバーを押すと、ダストカップの中にあるペットの毛を圧縮。これにより、ダストカップに入る毛の量が最大2倍に増えるという機能も設定している。

H&A事業本部リビング・アプライアンス事業部長のリュ・ジェチョル(류재철)副社長は、「多様なライフスタイルを考慮した結果、市場投入することを決めた。ペットに着目した商品で、韓国国内のプレミアムコードレス掃除機市場をリードしていくと考えている」と話した。

販売価格は130万ウォン。

(文/コリアコリア編集部、写真/LG電子広報資料より)

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