オリオン(오리온)は、2020年9月に発売した新商品「コブクチップ・チョコチュロス味(꼬북칩 초코츄러스맛)」の人気で、コブクチップシリーズの10月の売上高(韓国)が67億ウォンを超え、過去最大の月間売上高を記録したと発表した。チョコチュロス味は10月の売上高の約半分を占める。オリオンの菓子類の中では、チョコパイ(초코파이)、ポカチップ(포카칩)に次ぐ3番目の売り上げとなる人気商品となった。
コブクチップ・チョコチュロス味の累計販売個数は、発売から2ヵ月で350万個に達する。その人気から、店頭では陳列と同時に完売となる現象が起きるほどで、品薄状態も続いている。オリオンでは、生産ラインをフル稼働させて、週末も生産を続けている状態だ。オリオンの関係者は、「チョコチュロス味の人気で、コブクチップが再び全盛期を迎えている。需要に合わせて、商品がいつでも購入できるように最善の努力を尽くす」と話した。

コブクチップ・チョコチュロス味は、チュロス専門店が増え、老若男女誰もが楽しむ路上おやつに成長したことに着目し、投入した商品。チョコレートを加えたスナック菓子に仕上げた。表面を4層に重ねたスナック菓子で差別化された食感が人気の秘訣だ。韓国のSNS上では「中毒性の高いお菓子」など、話題を集めている。
コブクチップは8年の開発期間と100億ウォンを投資して、2017年3月に発売した商品だ。中国では2018年5月に現地名「浪里个浪」として発売し、これまでに8,000万個以上を販売。米国やカナダなど12ヵ国にも輸出している。輸出のみの累計売上高は100億ウォンを超える。スナック菓子の本場米国では新しい食感が人気で、販売地域もサンフランシスコからロサンゼルス、ニューヨークなど範囲を広げている。
(文/コリアコリア編集部、写真/オリオン広報資料より)