オリオン(오리온)は、2020年10月末までに「ドクターユー(Dr. You)タンパク質バー(닥터유 단백질바)」が2019年4月の発売から1年半で累積販売個数2,000万個を超えたと発表した。売上高は240億ウォンに達する。
タンパク質バーの内容量は50g。卵2個分のタンパク質12gを手軽に摂取することができるのが特徴だ。発売当初からヨガ、フィットネス、ピラティスなど運動する人たちから支持され、月平均で27%ずつ成長してきた。韓国で筋肉の形成に役立つ栄養素としてタンパク質が脚光を浴び、成長速度がさらに加速したと分析している。2009年に発売し好調だった「ドクターユーエネルギーバー」と比較しても、同期間(18ヵ月)の売上高は2.6倍に達するという。
海外ブランドのタンパク質バー関連の商品に比べ、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで手軽に購入できるのも販売を伸ばした要因だ。レンズ豆やアーモンド、ピーナッツなどのナッツを入れて味と栄養を重視したのも人気の秘訣。タンパク質の摂取量を調節できるようにサイズを小さくした「ドクターユー・タンパク質バーミニ」も販売増を後押しした。
オリオンの関係者は、「ドクターユータンパク質バーは、オリオンの機能性食品(バー製品)の中で最も販売を伸ばしている商品だ。タンパク質、ビタミンなどの栄養成分を強化したコンセプト商品を今後も発売し、韓国で需要が高まる健康トレンドを積極的に攻略していく」と話した。
2020年7月には、韓国国内での人気を背景に、中国市場に進出した。ドクターユー・タンパク質バーの中国名は、「蛋白坚果棒」。この他、エネルギーバー(中国名:能量坚果棒)なども現地生産し、販売している。オリオンでは、中国でもコロナ禍により栄養価が高い健康食品に注目が集まっているため、販路拡大の機会と捉えている。
(文/コリアコリア編集部、写真/オリオン広報資料より)