東遠F&Bは2020年10月30日、手軽に食べられるガンピョンシク(簡便食:HMR)の自動調理クラウドサービス展開を目的にLG電子と業務提携すると発表した。スマート家電によるガンピョンシクの最適な調理法の共同開発や自社オンラインサイトと、LG電子のThinQプラットフォームなどのオンラインサイトの融合、共同マーケッティングなどを実施する。
LG電子は、ThinQアプリとクラウドサーバを連動させて、オーブンの別途操作なしにガンピョンシクを自動的に調理できるサービスを提供する予定。商品のバーコードをカメラで撮影すると、最適な調理方法と時間がオーブン側で自動設定される仕組み。誰でも簡単に利用することができるという。
東遠F&Bによると、ハムや餃子、粥など23種類の商品で最適な調理アルゴリズムをLG電子の光波オーブンが認識しており、これまで以上においしく食べられるようになったという。今後、対象となる商品を増やし、専用ブランド製品まで開発していく計画だ。

東遠F&Bのキム・ジェオク社長は、「今回の業務協約は、食品業界のデジタル化を加速させる。提携を通じて、未来の家とガンピョンシク市場のデジタルトレンドをリードしていくことができる。今後もLG電子との協業を通じて、差別化を図っていく」と話した。一方、
LG電子のソン・デヒョンH&A事業本部長は、「LG電子だけの差別化された機能を備えたスマート家電を提供できるようになる」と期待感を述べている。
(文/コリアコリア編集部、写真/東遠F&B広報資料より)