CJ第一製糖が、米国で販売網を急速に広げている。2020年10月までに米国全土のスーパーマーケットに流通網を確保する、CJ傘下Schwan’s Companyの営業網を活用する流通システムの構築が完了した。従来のコストコ(Costco)中心から、Walmart、Kroger、Target、Food city、HyVeeなどにまで販路を広げた形だ。今回の流通システム構築に伴い、全米3万店舗以上への商品流通が可能となる。

CJは、米国国内の韓国食品をはじめとするアジア食品市場の拡大に注目した。アジア食品市場が拡大する一方で、購入手段が限られていたため、新たな試みとして全米での大規模販売に踏み切る方針を決めたという。2021年までは餃子とピザ、包装米飯など一部商品に集中し、2022年から常温のレトルト領域にまで商品範囲を広げる考え。韓国料理の代表ブランド「ビビゴ(Bibigo)」などの販路拡大を推し進める。

Schwan’s CompanyのJulie Francis消費者ブランド部長は、「CJの商品力と我が社の営業力を統合させることにより、冷凍食品市場における競争力は確実に高まる。米国市場の需要拡大もあり、グローバルNo.1食品企業を目指すというCJのビジョンにより一歩近づくことになるだろう」と話した。
(文/コリアコリア編集部、写真/CJ広報資料より)