サムスン電子は2020年11月2日、水原三星デジタルシティ(京畿道)で、創立51周年記念式典を開催した。キム・ギナム(김기남)代表取締役副会長、キム・ヒョンソク(김현석)代表取締役社長、ゴ・ドンジン(고동진)代表取締役社長などが参席した。ただし、コロナ禍により、参加者を最小限に留めた。

キム・ギナム副会長は式典で、「イ・ゴンヒ(이건희)会長の死去は、コロナ禍における不確実な経営環境の中で衝撃的な悲しみであった。会長の永遠の安息を願っている」と追悼した。従業員に対しては、「私たちの中にある『挑戦と革新のDNA』を継承し、更に発展させるために知恵と力を一つに集める」とし、会長が残した課題と情熱を受け継いで、業界の勢力図を変えていく創造的な企業に進化させると、意気込みを語った。この他、社会的責任を果たし、社会に貢献する「持続可能な100年企業」の基盤を構築していく方針を示した。

サムスン電子は、創立記念映像を通じて、この1年間を振り返った。コロナ禍で経営環境が厳しいものの、2020年7~9月期の売上高は過去最高の66.96兆ウォンを記録した。ブランド価値では、世界5位の623億ドルまで成長。次の100年を目指して更なる成長に向けた事業拡大を図っていく意向も伝えた。



(文/コリアコリア編集部、写真/サムスン電子広報資料より)