オリオンの代表的なグミ「マイグミ(마이구미)」や「王クムトリ(왕꿈틀이)」が海外で人気だ。中国とベトナムにおける2020年1~7月の累計販売個数は5,000万個を超えたと、2020年8月27日に発表した。前年同期比で30%増となる。
オリオンのグミは2016年に海外市場に進出。中国では2016年に「扭扭大王(王クムトリ)」を発売して以来、「游游大王」や「果滋果姿(マイグミ)」を市場投入した。中国市場におけるマイグミの売上高は毎年60%成長を続けている。豊富な果汁含有量と実際の果物を噛むような食感、洗練されたパッケージデザインが好評で、20~30代の消費者に人気がある。王クムトリは、甘酸っぱい味とかわいいキャラクターで子供たちの間で人気が出ているという。ベトナムでは2019年にマイグミを発売し、急成長する市場の先行獲得に乗り出している。

オリオンの関係者は、「海外市場では、競合他社との競争が過熱する中でも現地の消費者の味覚を捕えている。海外市場の拡大を図る一方で、韓国国内では新たな需要発掘のために新商品を発売していく方針だ」と話した。
オリオンは、グミへの関心が高まる前の1990年代初めからオーマイと王クムトリなどのヒット商品を発売してきた。ここ最近は、新たな需要を発掘するために爽快な酸味を加えた商品などを市場投入し、購入者層の幅を広げている。
(文/コリアコリア編集部、写真/オリオン広報資料より)