建設中の東南アジア最大のベトナムR&Dセンター視察、サムスン副会長

サムスン電子は2020年10月22日、イ・ジェヨン(이재용)副会長が同月19~22日までの4日間の日程で、ベトナムを訪問し、同国での事業の進捗状況などを確認したと発表した。ハノイでは、ベトナムのグエン・スアン・フック(Nguyen Xuan Phuc)首相と会談した他、建設中のR&Dセンターの視察、近隣のスマートフォンとディスプレイの生産拠点などを訪れた。ホーチミンでは、テレビと生活家電の生産拠点を訪問し、中長期事業戦略を議論した。

副会長が訪問したR&Dセンターは地上16階/地下3階建て(延べ床面積:約8万㎡)で、完成すれば東南アジア最大規模となる。2022年末に完成予定。スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器関連のソフトウェアとハ​​ードウェアの研究開発を担う予定。同拠点で働くR&D関連のエンジニア数は3,000人規模を想定している。イ・ジェヨン副会長は、「コロナ後の変化にも迅速に対応できるように準備を進める。危機の中にチャンスは必ずある。時代とともに前進していく」と話している。

サムスン電子は、ベトナムにおいて▽主要大学との産学連携▽職業訓練の支援▽地場企業の生産性向上のためのコンサルティング▽製造専門のコンサルタント育成と金型の専門家養成▽CSR活動――なども手掛けている。

(文/コリアコリア編集部、写真/サムスン電子広報資料より)

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