
サムスン電子は2020年10月20日、グローバルブランドコンサルティング専門会社のインターブランド(Interbrand)が発表した「グローバル100大ブランド(Best Global Brands)」でブランド価値が前年比2%増の623億ドルと過去最大を記録し、初のベスト5にランクしたと発表した。これまでの最高順位は2017年の6位。トップ5入りした米国以外のブランドは、サムスン電子のみ。
グローバル100大ブランドの主な順位は以下。▽(1位)Apple▽(2位)Amazon▽(3位)Microsoft▽(4位)Google▽(5位)サムスン電子▽(6位)Coca-Cola▽(7位)トヨタ▽(8位)Mercedes-Benz▽(9位)MacDonald▽(10位)Disney▽(11位)BMW▽(12位)Intel▽(13位)Facebook▽(14位)IBM▽(15位)Nike――。インターブランドは、企業業績やブランドの影響力、競争力などを総合的に分析しブランド価値を算出している。

サムスン電子のブランド価値は、インターブランドが価値評価を開始した2000年に52億ドル(43位)だったことを考慮すると、ここ20年で急成長したことを意味する。2020年にトップ5入りとなった要因としては、コロナ禍による生活スタイルの変化に応じた新製品を相次ぎ発売したことが高く評価されたことなどを挙げている。スマートフォンのGalaxy Z Flip(ギャラクシー・ゼット・フリップ)や米国の消費者向けに開発したアウトドアテレビのザ・テラス(The Terrace)などが高い評価を得る要因となった。この他、コロナ禍に疲弊する消費者向けにソーシャルメディアチャンネルを通じたスマイルキャンペーン(Smile Stories Campaign)活動なども高評価であったという。
グローバルマーケティングセンター長のイ・ヨンヒ(이영희)副社長は、「ブランド価値が2000年比で12倍に膨らんだ。世界の消費者との共感、コミュニケーション活動を通じて今後もブランド価値向上を図っていく」と話している。
(文/コリアコリア編集部、写真/サムスン電子広報資料より)