欧州で燃料電池大型トラック引き渡し、現代自

現代自は2020年10月8日、スイスで燃料電池大型トラック(XCIENT Fuel Cell)の顧客への引き渡しを開始したと発表した。同トラックは2つの燃料電池スタック(出力95kW)、と水素燃料電池システム(出力190kW)を搭載。同年7月に韓国全羅南道の光陽港から10台が出荷されていた。

スイスの主な顧客は、Coop(商業)、Migros(商業)、Travego(物流)、Galiker(物流)、Camion(物流)、Murpf(物流)、Leclerc(物流)など。現代自は今年末までに計40台を追加輸出する計画。スイス政府が水素燃料電池車の普及を促進しており、同国各地に100ヵ所以上の水素ステーションの設置を計画している。

現代自は、欧州で競合他社に先駆け燃料電池大型トラック市場の確保を目指している。欧州市場への供給目標としては、2025年までに1.6万台、2030年までに2.5万台以上。欧州以外では、北米や中国などにも供給する方針。生産能力としては、2021年までに年間最大2,000台を確保する計画だ。

(文/コリアコリア編集部、写真/現代自動車広報資料より)

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