著名イラストレーターとコラボ、ティボー・ヘレム作品がサムスン冷蔵庫パネルに

サムスン電子は2020年10月6日、著名なイラストレーターやインテリア企業と連携し、ビスポーク(Bespoke)ブランドに新しいデザインを導入すると発表した。フランス出身イラストレーターのティボー・ヘレム(Thibaud Herem)と韓国の総合インテリア企業ハンセム(HANSSEM)とコラボした。

ティボー・ヘレムとのコラボでは、同氏が描いたデザインを採用した冷蔵庫を販売する。▽フランス歴代の王たちの避難所であったフォンテーヌブローの童話のような風景を移した「フォンテーヌブロー城(Fontainebleu)」▽ロンドン地下鉄150周年を記念して描いた「ロンドンホライズン(London Horizo​​n)」▽火災で破壊されたノートルダムを哀悼する気持ちを表現した新作「ノートルダム大聖堂(Notre Dame)」――の3種類。販売価格は159万9,000千~704万7,000ウォン。

(フォンテーヌブロー城)

ハンセムとのコラボでは、ハンセムのプレミアムブランドである「キッチンバッハ」に使用されている素材「フェニックス(FENIX)」をビスポーク冷蔵庫に採用し、ハンセムの店舗で販売する。フェニックスは、イタリアの家具素材メーカーのアルパ(Arpa)が開発した素材で、傷に強く最近流行している艶消し素材のインテリアと良く調和する。

フェニックスパネルを適用した新商品は、▽4ドア冷蔵庫▽3ドアキムチ冷蔵庫▽2ドア冷蔵庫▽1ドア冷蔵庫▽冷凍庫▽キムチ冷蔵庫――などに採用。色はベージュ、ダークグレー、ブラックの3種類用意した。

販売価格は199万9,000~469万9,000ウォン。

(FENIXパネル用いたハンセムとのコラボ冷蔵庫)

サムスン電子は、これまでビスポーク冷蔵庫に多彩なパネルを採用してきた。ブランド立ち上げ時には、キム・ジョンワン(김종완)やキム・チュンジェ(김충재)、ムン・スンジ(문승지)、ヤン・テオ(양태오)、イム・ソンビン(임성빈)、ジャン・ホソク(장호석)などの有名デザイナーや作家とのコラボを通じて、冷蔵庫の常識を打ち破ってきた。

このほか、2019年にはデザインスタジオのスーパーフィクション(superfiction)のキャラクターを採用するなど、新たな試みを続けている。

生活家電事業部のヤン・ヒェスン(양혜순)常務は、「プレミアムキッチンと調和する冷蔵庫をリーズナブルな価格で購入したいという声に応える形でハンセムとのコラボを決めた。今後も自主開発に加え、様々なパートナーとのコラボを通じて、消費者の期待に応えていく」と話した。

(文/コリアコリア編集部、写真/サムスン電子広報資料より)

最新情報をチェックしよう!