冷凍食品市場が急成長、CJは上期に10%増

CJ第一製糖は2020年7月17日、2020年1~6月期の冷凍食品の売上高が前年同期比10%増の約1,900億ウォンだったと発表した。「グルメホットドッグ」、「グルメとんかつ」、「グルメチキン」などの販売が好調であった他、4月に発売したビビゴおにぎりや、2019年末に発売した「グルメ冷凍ベーカリー」も増収を後押しした。

CJによると、冷凍食品の収益拡大は、徹底した市場調査と味と品質を重視した結果という。同社では、韓国の冷凍食品市場に可能性があると判断し、これまでに同分野の製品開発を推進。急速に変化する消費トレンドと消費者のニーズに合わせて「ビビゴ」と「グルメ」ブランドを軸に、味と品質を追及し、冷凍食品の評価を高めたとみている。消費者が専門店で味わえるレベルの味と品質が提供できるまでに技術力が高まったことも市場拡大を後押しした。

韓国の冷凍食品市場は過去数十年間、品質よりも価格を重視する傾向があった。このため、消費者の間に「冷凍食品は味がなく、低品質の食べ物」という認識があり、市場が伸びないという現象が起こっていた。CJでは、消費者の認識を変えるために製品開発を強化した結果、業界をリードするポジションの確保に成功したという。

CJでは、2020年7~12月期も想像を超える味と品質をベースにした新製品を発売していく方針だ。具体的には、フライ商品群の拡充を図る。売上高比率の高いチキン分野では、チキンを一度揚げた後、高温のオーブンで焼きソースに合えた「グルメクリスピー味付けチキン」を発売。米国冷凍食品専門企業Schwan’sとの共同開発でグルメブランドのピザの品質と味をアップグレードした商品を7~12月期に市場投入する予定だ。この他、人気を集めているグルメフライングスナックやおにぎりなど様々な冷凍食品の新商品開発を進めている。

(文/コリアコリア編集部、写真/CJ第一製糖広報資料より)

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